2010年10月25日
研修旅行に
岐阜県陶磁器デザイン協議会の研修旅行に参加してきました。
紀州漆器の見学。
量産の漆器では日本で3大産地と言われる紀州漆器。
漆器の世界ではすみわけがされていて酒器は会津、碗は山中、盆は紀州とされていたそうです。
しかし現在ではそのすみわけもなくなり何でも作らないと生き残っていけない状況だそうです。
生地屋、塗屋、蒔絵屋と分業されていた生産方法も維持ができなくなり一つの工房で全ての工程を行う事が多くなったそうです。
比較的大規模な工場の見学

蒔絵の伝統工芸師のアトリエにて

この筆は人間の髪の毛で作られていてこの筆を作る人も日本に1人しかいないそうです。
量産物意外は現在は生地を使わず、乾漆という技法で作られているのだそうです。
大仏や仏像などに使われている技法。
粘土で粘土原型をつくり、石膏で型をつくり、そのなかに麻を漆で貼り付けていくのだそうです。
やきものに似ていますよね。
量産物に頼らずにお客さんの細かいニーズに応えていく。
そうやって生き残りを目指している事もやきものの業界に通じるものを感じました。
もうひとつ唐招提寺に行きました。
伝統工芸師の方が「唐招提寺の仏像は乾漆で作られていてすばらしいからよくよくご覧になって来て下さいね」と教えてくださった。
これを乾漆で作ったということは粘土原型をつくって型を作って布を張って。。と思いをめぐらせたら当時の職人さんの技術の高さに驚き、感動しました。
そしてこのみどり。

唐招提寺のなかにこんな美しい苔が。
あまりの美しさに驚きました。
空気が凛として、背筋が伸びました。
紀州漆器の見学。
量産の漆器では日本で3大産地と言われる紀州漆器。
漆器の世界ではすみわけがされていて酒器は会津、碗は山中、盆は紀州とされていたそうです。
しかし現在ではそのすみわけもなくなり何でも作らないと生き残っていけない状況だそうです。
生地屋、塗屋、蒔絵屋と分業されていた生産方法も維持ができなくなり一つの工房で全ての工程を行う事が多くなったそうです。
比較的大規模な工場の見学
蒔絵の伝統工芸師のアトリエにて
この筆は人間の髪の毛で作られていてこの筆を作る人も日本に1人しかいないそうです。
量産物意外は現在は生地を使わず、乾漆という技法で作られているのだそうです。
大仏や仏像などに使われている技法。
粘土で粘土原型をつくり、石膏で型をつくり、そのなかに麻を漆で貼り付けていくのだそうです。
やきものに似ていますよね。
量産物に頼らずにお客さんの細かいニーズに応えていく。
そうやって生き残りを目指している事もやきものの業界に通じるものを感じました。
もうひとつ唐招提寺に行きました。
伝統工芸師の方が「唐招提寺の仏像は乾漆で作られていてすばらしいからよくよくご覧になって来て下さいね」と教えてくださった。
これを乾漆で作ったということは粘土原型をつくって型を作って布を張って。。と思いをめぐらせたら当時の職人さんの技術の高さに驚き、感動しました。
そしてこのみどり。
唐招提寺のなかにこんな美しい苔が。
あまりの美しさに驚きました。
空気が凛として、背筋が伸びました。
Posted by mogu♪ at 23:01│Comments(0)
│陶芸