2009年04月29日
「作家活動の多様性」と「坂折の棚田」

多治見のギャラリーボイスのトークセッション「作家活動の多様性」を聞きに行った。
恵那の恩師も参加しているので楽しみにしていた。
内容的には「作家活動の多様性」というより「環境の作家活動に与える多様性」と言う感じ。
作家自身がどういう環境で育ち、生きてきたか。
その生きてきた過程が作品に影響を与えて方向性を見出して行くものだ。
さまざまな内容があったのだがワタシに刺さるように入ってきたのはこのことだった。
パネリストではない出展作家の方もどんどん発言されていて
瑞浪の恩師も「ないものを振ってもなにも出ない」とおっしゃっていた。
生きてきたようにしか作品も作れないのだ。
こういうことは何度となく聞いてきたし、言われてきた。
ワタシの生きてきたすべてのバックボーンが作品に影響を与えて作品になっていく。
ワタシはワタシ以外にはなれないのだ。
明日からまたワタシの作品を作り続けよう。
せっかく東濃地方にいくのだからとギャラリーに行く前に恵那の「坂折の棚田」に足を伸ばした。
ワタシは棚田が大好きなのだ。
春は棚田の季節。
本当は田植えが終わって早苗の田んぼに空が映りこんでいる状態が一番好きなのだけど、
まだ少し早い。
でも水が入っていてやはりきれいだった。
地元のお母さんたちに話しかけられたりして、とても癒された。
棚田は斜面に作られているのでいつも風が吹いている。
棚田の風に吹かれていると時代をさかのぼり、いにしえの時代の風を感じる。
そして現代まで棚田を存続してくださっている地元の方に感謝をせずにはいられない。
Posted by mogu♪ at 21:36│Comments(0)
│陶芸